システム開発契約~ユーザ側は契約チェックをしていますか?

    ベンダ側の法的防御は近年急速に発展しましたが(2013年5月時点)、これに対してユーザ側の契約上の防御意識が後れを取っている状況があります。
    締結される契約例ですと、一方的にベンダ側に有利な条件で契約条項が定められることも少なくありません。
    例えば、検収については一定期間の徒過をもって検収と看做す条項、瑕疵担保責任の制限、損害賠償金額の不当に低廉な上限の設定、などです。

    こうした契約を一旦締結してしまえば、ユーザであるあなたは裁判になってこれをくつがえすことは容易ではないでしょう。契約に添付された仕様書・要件定義書、その他のメールのやり取りから契約条項と異なる合意があったことの立証は非常に難しいでしょう。いわずもがなですが、契約条項と異なる口頭のやりとりがあったとしても、それは立証ができませんので、ユーザは諦めるほかありません。

    実際の契約締結では殆どの契約書がベンダから提案されますので、ユーザ側は入念に契約をチェックしましょう。システム導入を社内備品を購入する気軽さでいますと後にトラブルとなったときに後悔に立たずということがあり得ます。
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    カテゴリ:Ⅰ システム開発紛争     

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