無修正アダルトの海外サイト、サーバ管理者の責任

    無修正アダルトの海外サイト、サーバ管理者の責任

    無修正アダルトを国内でアップするとわいせつ物図画陳列罪になりますが、これを海外のサーバでアップされた場合は処罰されるでしょうか。

    まずアップ行為が国内でなされたという場合は、国内で陳列罪の行為の一部が行われているため、処罰されます。他方、アップが海外であるとすると処罰はされない、そういう理解になります。
    そうすると、既存の日本語の無修正アダルトサイトはこれが検挙されないという前提でありますと、その適法性はアップ行為自体を海外で行っていると評価されているからに他なりません。ただ、無修正アダルトサイトは内容は明らかに日本向けに作られており、これを実際に海外に居住してる方が作成されているというのはやや疑問に思われるでしょう。これはつまり、技術的にアップ行為が海外でなされている、と評価されるような方法を採っているということになります。(あくまで適法であるという前提です)


    サーバの管理者の責任について
    陳列罪の実行行為はアップ行為とサーバの公開保管になりますが、これらいずれかの行為を実行すれば正犯、またはそれを幇助した場合には共犯になります。例えば、このサイトはFC2のサーバを借りていますが、実際のサーバの所有者はアマゾン社です。
    このサイトのサーバの場所を表示

    仮に当サイトで無修正アダルト動画を配信していると仮定すると、これらレンタルサーバ提供者であるFC2社やサーバの実際の所有者であるアマゾン社が無修正アダルト動画のアップ行為を許容しているとすれば、日本国内ではわいせつ物公然陳列罪の正犯又は共犯になりますが、ただその許容している行為の場所がアメリカですので、日本の裁判で処罰されることはありません、ということになります。

    なおリンクサイト・リーチサイトによるリンク行為が共犯になるかは下記ご参照ください。
    リンクサイト・リーチサイトと権利侵害

    関連記事
    無修正アダルトサイトと刑事責任(犯罪性・処罰性)

    関連記事
    カテゴリ:Ⅵ ITと犯罪     

    コメントの投稿

    非公開コメント